日本の大学院で修士課程まで進み、データサイエンスを専攻しました。特に「眼球運動」に関しては色々な研究を行いましたね。例えば、疲労時や自動車の初心者ドライバー、プログラマーがソースコードを読むとき…さまざまな状況下での“目の動き方”について、AIなどを活用するデータサイエンスというアプローチから分析していました。
趣味はアウトドアです。キャンプやハイキング、あとはサイクリングが好きで、サイクリングはもはや小旅行の感覚で楽しんでいます。今年のゴールデンウィークには千葉の房総半島を1周しました。ロードレースのような競技感覚ではなく、ゆっくりと1週間かけて、景色を眺めたり観光スポットを巡ったりしましたね。
実は入社前からインターン生としてHOUSEIに関わっていました。その半年間の業務や環境の中で、「HOUSEIならゼロからでもスキルアップできる」と感じたことが大きなきっかけです。
インターン以前、私はプログラミングに関する知識自体はあったものの、実際の開発には関わったことがなく、エンジニアとしての実務経験はほとんどありませんでした。
インターン期間はたった半年でしたが、フロントエンドやバックエンド開発、インフラ構築など多岐にわたる開発業務に携わることができたこと、さらにさまざまな開発言語を勉強できたこともあり、とても濃密な半年間でした。そういった成長機会に多く恵まれたことが入社を決めた要因の一つです。
それからHOUSEIには社員の成長を後押しする制度があります。私は仕事に活かせそうな資格は積極的に取得するようにしているのですが、そのスタンスとHOUSEIの環境がフィットしていると感じています。例えば自己研鑽用の書籍の購入費や、資格の受験費用について会社が負担してくれます。また、資格に合格した場合、一時金や月次手当が支給される制度もあります。こういったサポートもあって、先月も「AWSのデータベーススペシャリスト」を取得できました。また分からないことがあったとしても、周囲の方々にすぐアドバイスを求めやすいですね。そういった雰囲気も含め、多岐にわたる仕事内容、スキルアップへの会社の支援などが入社の決め手となりました。
最初の業務は車両関連のプロジェクトでした。その際にアサインされたのは私含めて全員新人でした。
インフラまわりはほぼ私だけで担当したのですが、2週間毎日勉強して、ゼロベースでクラウド環境を構築しました。インプットをしながらソースコードを書いていく作業はとても大変でしたが、プログラムが動いたときは大きな達成感がありました。今でもよい経験になったと思っています。現在は主に医療関連のプロジェクトで、ビッグデータ(BD)の業務に携わっています。大学で学んだデータサイエンスの知識を活かして、分析・性能改善・クライアントへの提案などを行っています。
現在の医療制度では、病院が患者に対して行ったあらゆる情報がデータベースに保存されるため、そのデータ量は約数百TB(テラバイト)と非常に膨大です。私たちはDBのパフォーマンスチューニングなど、さらなる機能向上に取り組んでいます。
フロントエンドからバックエンド、さらにAWS・MicrosoftAzure環境の構築やデプロイに至るまで、プロジェクトを通してさまざまな経験を積める職場だと考えています。
一方で、HOUSEI社員一人ひとりの業務範囲が広く、ノウハウの共有方法には課題があるとも感じています。もっと横断的なコミュニケーションをとることができれば相乗効果が生まれるのではないかと思います。実際、自部門ではNotionやGROWIなどといったツールで、業務におけるノウハウを社内wikiとして蓄積させています。これを全社にも広められたら、HOUSEIのポテンシャルをより引き出せるかもしれません。
フルスタックエンジニアとして、ジェネラリストよりもスペシャリストになれるよう励んでいます。具体的にはBDやデータサイエンス、またAI分野を得意とするエンジニアを目指しています。AIを含んだ理由は、クライアント先の業務効率を改善するのに、生成AIを応用できないかと考えているからです。そのためにも、日々資格の勉強に努めています。資格取得のための勉強時間を捻出することは、非常に大変ですが資格が直接仕事に関わってくるので、モチベーションに繋がっています。資格手当にもAI関連の資格は数多く含まれているため、成果が直接還元されることも嬉しいポイントですね。
私は「エンジニアは登山家」だと考えています。仕事の中で試行錯誤を続けながら知識をつけていく。それを繰り返して、HOUSEIで次の“高い山”に登っていきたいと思います。