2021 年 4 月 28 日 [水]

これからのHOUSEIと、応援と感謝の気持ち

方正株式会社25周年記念 社長インタビュー
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HOUSEI株式会社は2021年3月15日に設立25周年を迎えました。

お取引先の皆様のおかげで、これまで弊社は事業規模を拡大してまいりました。この場を借りて、心より感謝申し上げます。

この度、25周年を記念して、創業当時から会社を守り抜いてきた管祥紅代表取締役社長にインタビューを実施しました。

インタビュー後編では、今後の方向性と、会社を担う人々へのメッセージを伺いました。

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Author

執筆者

管 祥紅

HOUSEI株式会社 代表取締役社長

GUEST

話し手

管 祥紅

HOUSEI株式会社 代表取締役社長

HOST

聞き手

櫻井

HOUSEI株式会社

GUEST

話し手

管 祥紅

HOUSEI株式会社 代表取締役社長

HOST

話し手

櫻井

管社長

方向性を定めて努力し、継続する根性を持つ

**―若い人に伝えたいメッセージはありますか。

**

若い人たちには、自分たちが最新のことを知っているんだという自信を持っていただきたいです。どんどんチャレンジをして物事を貪欲に吸収して、潜在能力を活かせるようにすることが大事です。最初から大きく成熟したものが良いとか、間違っていることはやってはいけないとか遠慮することは必要ない。自信をもって先頭に立ってトライしていく姿勢が大事です。間違った時はそれを糧にして次に活かせばいいのですから。そんな環境を作るのが私の仕事ですし、そうすれば世の中にとってもっと良いものができると信じています。

たとえば、TikTok は新人も同然の若手が作ったと聞きました。開発当初は会社の数名しか利用者がいなかったそうですが、テストを重ねて今では世界中の人が利用する人気アプリになりました。新しい発想でやり続ける地盤があるというのは大事ですよね。若手の能力を見出し、仕事を任せて活躍してもらう環境を整えることも私のミッションだと思っています。

自分の理想の姿と現状のギャップに悩む若い人も多いと聞きますが、その問題を解決する方法は努力し継続する「根性」があるかにつきます。この2つは全員ができるとは限りませんし、人間は自分に言い訳をしてやらなくなる生き物ですので、ほとんどの人間は35歳くらいまで行くと成長が止まってしまいます。いわゆるグラスシーリング(見えない限界)といわれるものですが、グラスシーリングを超えるには「努力と根性」が必要です。それを習慣化することで幾つになっても常に成長し続けることができると思います。

「うさぎとかめ」の話のように、一直線に方向を定めて、ひたすら努力する人は最後に勝つ可能性があります。とにかく努力し続け、継続する根性が大切です。遊びだって同じですよ、ゴルフでもせっかくやるんだったら上手い方が楽しいじゃないですか。だからそうなるように頑張って続けるんです。ポジティブに前向きに、人生が充実するような時間の過ごし方をしていただきたいですね。

―そんな文化が会社にさらに根付けばいいですね。

そうですね。文化というのは空気のような掴めないものですが、だんだんと根付いてくるものです。HOUSEIに携わっている人全員に、同じように充実した時間を過ごしてほしいです。一人ひとりがそうすれば、会社全体で一丸となって成功できる。価値観、振る舞い、習慣が積み重なって、やがてブランドになります。「表裏一体」という言葉のように、会社全体が努力と根性、そして自信を持ち続ければそれが自分たちの姿になっていきますし、周りから見たときもそのようになると思っています。

さらなる飛躍を求めて

―これからのHOUSEIの在り方はどうお考えですか。

ITを通して最終的にお客様にベストプラクティスを提供するという使命は変わりません。ただし、これからは我々が最高レベルの見識を持って先を見通して導く立場でないと、お客様も大きな変化についていけない可能性があります。これまではお客様のご要望通り対応するオーダーメイド方式が常識でしたが、IT技術の進歩がさらに加速していくことが予想されるこれからは、お客様の手間をかけないためにも、我々がお客様を先導していく図式に変えていくべきと考えています。

特にIT業界は、今まで築き上げてきたものや経験がものを言わない業界です。新しいことで一気にパラダイムが変わることもあるので、積み重ねてきた方法が正しいとは限りません。

しかし、このオーダーメイド式の対応はすぐに変化するものではありません。徐々に新しい方法が根付くのだと思います。その新しい流れを作って行くためにも若い気持ちや新しい考えを取り入れて変容していきたいと考えています。物事をあいまいにする文化や、慣習を大切にする文化もありますが、やりたいことを明確にしたり、周りに影響されず良いものは良い、と受け入れることができるような文化に育ってほしいです。新しい時代を若い人たちに築き上げてほしいという期待もあります。

管社長

―社員へメッセージをお願いします。

今までを振り返ると、社員を育てて斬新なイノベーションを提供するということが少し不足していたのでは感じています。これからは会社の持続性も強く意識しながら仕事をしたいですね。社会はなかなか変容しないと言いましたが、一方でイノベーションを待ち望んでいる一面もあります。IT業界の波が押し寄せている今は、イノベーションを起こしやすい時代とも言えます。

必要になってくる大切な要素は、吸収し、受け入れ、許容すること。いつまでも若い精神で、常に新しいことを受け入れるのはとても大事です。視野を広げ目先だけの視点ではなく、ある程度の規模で戦略を考えていかないと実現しません。スタートは小さくても目標は高く、広い視野で絶えず努力し、いろいろな視点で物事を見ないといけない。

たとえばアメリカの会社のチームを見ると、あらゆる国の出身者で構成されている場合が多い。多国籍のチームは物理的にも視野が広い状態なので天下を取る可能性が高いです。我々もある程度のミックスカルチャーの背景を持っていますが、単にいるだけでは潜在的な長所は活かされません。「和して同せず」の言葉のようにお互いを尊重しあいながら、自分の思いを明確にして、どんどん自分のやり方を見つけて提案したり、向上心を持って前向きに進むこと。

そして弊社の企業理念「擁抱変化、持続創新(変化を受け入れ、常に革新を続ける)」は、会社設立当時私が感じた「変化を受け入れない社会」の弊害を無くすための社訓です。情熱を持ってイノベートしたいという志を持った人が門前払いされるようなことは、本当に心が痛むこと。会社に関わる人すべてが変化を起こし、受け入れていくことをこれからも大切にしていきます。

この25年間、おかげさまでメディアをはじめ多くの業界で実績を残すことができました。プロダクト開発やクラウドサービスの種もまき、今後の成長のための基礎を築くこともできました。少しずつ確実に前進し、メディア業界に新鮮な風を吹き込み、大きな存在に成長できたと感じます。これからも世の中に新しい価値を提供し、さらなるイノベーションを起こしていきたいですね。時間はかかりましたが業界が受け入れてくれ、会社もここまでこれたのも、社員の努力にあると思っています。本当に社員を褒めたい。みんな、よくやってくれた、と心から声をかけたいですね。

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